こんにちは、FXトレーダーのNaOHです。
皆さん、こんな経験がありませんか？
いつまでもFXでトレード検証したり、過去の検証をしたりしているけど、未だに全く勝てないと思ったことはありませんか？
気持ちは分かります。どれだけトレードの相場をしっかり考えていても、それに逆行することは必ずありますし、それによって損切りをよくなくされたこともあります。
FXトレーダーの専業の方でも100%相場の方向を当てるのは不可能に近いです。
しかし、皆さん、実はこんな方法があるなんて夢のようではありませんか？
自分のエントリーした方向と違う方向に行っても利益を得る、または0に抑えられる方法。
これを聞いたら皆さんはこう思いませんか？
「そんなわけないだろう。」
「そんな方法があったら全員が儲かるじゃないか」と。
しかしあるんです。その方法がもちろん。
もちろんトレードである以上必勝ではないのですが、少し考えれば意外と盲点な方法があるのです。
今回はそのとっておきの方法について皆さんに解説していこうと思います。
目次
- ほぼ必勝のFXトレード法「ナンピン」について
- ナンピンで利益が上がる原理
- ナンピントレードのデメリット
- まとめ
ほぼ必勝のFXトレード法「ナンピン」について
まず最初にこの手法について解説します。
その手法の名前は「ナンピントレード」です。
いや、ピンはFXトレードで絶対にやってはいけないことの一つのあれかと思わないでください。
ブラウザバックしないでください。
ナンピントレードが一般的に良くないと言われているのは、反発する可能性がないのに何も考えずにナンピンをすることで、平均単価を下げようとするからです。その状態のナンピンでは、もちろん平均価格は下がりますが、自分の所持ロット数が大幅に増加してしまい、少しの逆行によってトレーダーの損失が急速に拡大してしまいます。
反発する可能性もないのに、ただただ何も考えずにナンピンをしていては、その増加したロットによって自分の損失を増大させることになります。
これはただのデメリットであり、絶対にやってはいけない行為です。気をつけましょう。
ただし、確実に反発するとされるところでFXトレードを行えば、今まで損失だったポジションが急激に利益を生み出してくれるようになります。
しかし、ナンピントレードは適切な場面で使うことができれば、私たちは資産を守ってくれる最強手法になりうるのです。
「えー、そんなわけないやろ」
「そんな簡単ならFXトレードはもっと楽になるじゃないか」
と思う方も多いと思います。なのでここで解説しようと思います。
ナンピンで利益が上がる原理
まず、簡単のために、これから先は全てpipsで計算します。価格で計算しても良いのですが、その場合は他の価格や通貨ペアに変換する際に計算が複雑になるため、少しばかりお付き合いください。
例えば、USD/JPYのチャート上で1ロットを買ったとします。
あなたはここで上方向に価格が推移していくと予想していたのですが、自分の予想と逆行してそのまま下方向に行ってしまいました。
多くのトレーダーはここで焦ると思いますが、資金管理をしっかりしているトレーダーならば、次のように考えることもできます。
価格がそのまま落ちて行った転換点の部分を仮にマイナス20 pipsとしましょう。-20 pipsまでいった価格がこれから上がっていくと予想したならば、そこで同じ量だけポジションを買い増します。
価格が半値の値までなんとか戻してくれれば、その利益はプラスマイナス0になります。
対して、エントリーポイントが戻って行って20 pipsの利益を得ることができます。これがナンピンで利益を出すことができるコツです。
つまり、価格がどれほど推移したとしても、半値まで戻してくれる機会があれば、その時点でエントリーポイントを0にすることができます。
これが適切なロット管理で行った場合のナンピントレードの一つです。
さらに、エントリーポイントの値まで戻してくれれば、それだけで+10 pips 得られるということでもありますし、その後、エントリーポイントから＋10 pips の場所まで行ってくれれば、事実上、＋30 pips の利益を得ることができるというわけです。
価格が反発することがわかるナンピンならば、トレードを有用に活かすことができます。
FXでは常に同じ相場が続くということはまずありえないので、必ずFXでは必ず戻しのパターンがあります。そのパターンをまでにナンピンを行えば、このように損を帳消しにすることや、爆益を狙うことができるというわけですね。
ナンピントレードのデメリット
さて、もちろんこのやり方には明確な弱点が存在します。
皆さんも一度FXトレードをしたことがあるならば、自分の逆方向に価格が推移していった時につい焦ってしまって、同じ量を買い増してしまった時のことを思い出してください。
その買い増したポジションが自分の思い通りの方向に行ったのならば良いのですが、その方向が逆行になってしまった時を考えてみると、大きな資産が減る可能性があります。
そうです、明確な弱点は逆行した瞬間にピンチがさらなる大ピンチを呼び起こすということです。今までは1倍のダメージで済んだのが2倍、3倍、4倍と急速にダメージが増えていってしまう。これがナンピントレードの一番の弱点です。
では、ナンピントレードなんてだめじゃないかと思う方もいると思いますが、そのダメージに対して有効に対処することができる方法も存在します。
それは、ロット数を極限まで下げることです。
ロット数を極限まで下げることで、ナンピントレードの追加ロットを上げることができます。
そうすればダメージが2倍、4倍、6倍ぐらいまでならなんとか耐えれるようなロット管理にすることで、精神を安定させながら少しずつの利益も狙っていけるというのがナンピントレードの良さです。
これはもちろん当然のことですが、為替というのは先物取引と違い、ある程度の均衡が存在します。
通貨ペアが一方向に価格が偏ってしまったら、その分戻しとして別の方向に価格が推移します。
つまり、常に上昇し続ける通貨ペアは存在しないし、常に下降し続ける通貨ペアも存在しません。
もちろん、長期的に上昇トレンドだった場合は、価格は常に上に変化し続けますが、それでも短期足を見てみると、常に陽線しか存在しないというような相場はFXではありえません。
なぜなら、ある程度のところまで行くと、その買っている通貨を売ったりすることによって為替の均衡が保たれるからです。
なので、どのような為替相場においても必ず戻しは存在します。ナンピントレードでは、この戻しになった時を狙います。
もちろんリスクを最小限に抑えているということは、その分だけリワードが最小限になってしまうというのがこの手法においてのデメリットでもあります。
なので、このトレードは小資金で爆撃を狙うという方に向けた手法ではありません。あまりチャートを見れないけど資金がそれなりにある人向けの、FXトレードなど難しいという方に向けた記事になります。
まとめ
さて、ここまでナンピントレードについて解説してきました。一見すると、私の説明のせいで、自分のエントリーが甘いところでも半値戻しまでしてくれる、自分の損をチャラにできる夢のような手法に聞こえますが、これは夢の手法でも何でもありません。
まず、この手法の弱点として、ロット数が上がるということは、自分の損が拡大する可能性もあるという諸刃の剣です。どちらに転ぶかわからないような、このトレードができるのは、エントリーポイントをしっかりと吟味した上での最後の手段でもあり、なおかつ、追加ロットをエントリーする際は、ここで反発するという明確な根拠を持って取引しないと、自分の損を帳消しにするどころか、自分の損を拡大してしまうようなことにもなりかねません。
さらに、この手法を安全に使用するには、自分のロット管理を減らさないといけませんので、注意してください。
安易に自分のロット数を増やしてしまうような方だと、追加ロットを張る時に、自分の資金が減るスピードも速くなってしまうので、ロットを安易に増やしがちな方にもあまりお勧めできる手法ではありません。
そもそも、その半値戻しまで相場がやってくれるかどうかもわからず、戻しはするが、戻す量が半値まで届かないなんてこともあるかもしれません。
この手法は低ロットでコツコツとする人にはおすすめできる手法ですが、低資金で爆撃を稼ごうとする人には向かない手法でもあるので、そこら辺は注意してください。
今回の記事をお読みいただき、ありがとうございました。この記事が参考になった方や、他の記事もご覧になってください。
また、コメントなどもどしどしお待ちしておりますので、感想やご要望がありましたら、お気軽にお知らせください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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