【5年間使い続けてわかった】移動平均線の手法・使い方を徹底解説!!

FX初心者へ

こんにちはFXトレーダーのNaOH(@forexwiller)です。

今回は、移動平均線(Moving Average、通称MA)について基本的な情報から始めて、期間設定や実践的な手法などを初心者にも分かりやすく説明し、トレードでどのように活かし、また注意すべき点についてお教えします!

FXを始めたばかりの初心者の頃は、チャートにさまざまなインジケーターを表示するのがとても楽しく、いろいろなインジケーターを試してみるのが楽しかったですよね

私も同じですが、インジケーターは何個も使っていてもその使い方を理解することが難しいです。

もしFXの勝ち方に悩んでいる方がいらっしゃるのならば、一度インジケーターを移動平均線1つに絞ってみましょう。移動平均線のようなメジャーなインジケーターならば、使っている人も多いため、他のインジケーターに比べて反応する確率も高いです。さらにブログなどでも移動平均線に関する記述が多くあります。

インジケーターを表示しすぎて1つのインジケーターに絞りたいと思ったら、是非この移動平均線をおすすめします。

そもそも移動平均線とは??

移動平均線は、世界で最もよく使われているインジケーターの一つであり、知らないトレーダーはいないほど有名なものです。

NaOH
NaOH

移動平均線を活用してるトレーダーは6割は、いるんじゃないでしょうか!?

移動平均線は、過去の終値価格データを一定期間で平均化し、トレンドの方向性や変化を示すために利用されます。

そのため、トレンドの方向性を把握したり、転換点を捉えたりするのに役立ちます。

ただし、単純に移動平均線のクロスオーバーだけでトレードを行う場合は、ノイズが多くなりやすいため、他の指標や条件と組み合わせることが重要です。

移動平均線のメリットとは?

移動平均線の計算方法やその他の種類などは他のFXサイトの説明に任せましょう。

検索すればすぐに出る内容ですし、そちらのサイトの方が分かりやすい記述も多いと思いますので、まずはFXにおける移動平均線のメリットについて考えましょう。

移動平均線を使うメリット
  1. シンプルで分かりやすい。
  2. 使っている人が多いので、チャートが移動平均線に反応しやすい。
  3. どのチャートソフトにも必ず揃っているので、どの環境においても使用できる。
  4. 短期、中期、長期でそれぞれの足の長さによって、トレンドを把握しやすい。
  5. トレンド相場では反発点、利確の目安になり非常に使いやすい

以上が主に挙げられる移動平均線のメリットだと思います。

移動平均線を使う時の注意事項とは??

では、逆に移動平均線についてのデメリットについてお話ししていきましょう。

移動平均線を使うデメリット
  1. 遅行指標であるため、移動平均線が反応している時には、既にエントリーできるポイントが終わっている可能性がある。
  2. 全ての移動平均線が必ずしも反発の反応してくれるわけではないということ。
  3. 交差のダマシがあること。
  4. レンジ相場では絡まってしまい役に立たないこと

移動平均線はシンプルで分かりやすいインジケーターですので、あまり大きなデメリットというのはありませんが、当然のことではありますが、完全無欠のインジケーターというわけでもありません。

そこで、詳しい使い方について詳しく見ていきましょう

パーフェクトオーダーについて

まず、移動平均線において注意すべきことがあります。

まず一つは、パーフェクトオーダーは別に完璧ではないことです。

よく「パーフェクトオーダーの時は買い」という教え方をするFX本がありますが、実際にはパーフェクトオーダーの時に買うと、ほぼすでに手遅れである場合が多いのです。

この図を見てみましょう。

「パーフェクトオーダー」というのは、あくまでトレンドの強弱を示すだけであり、エントリーポイントを示すものではありません

トレンドの初動を掴みたいFXトレーダーにとっては、その信号が出てからエントリーするのは非常に遅いです。

そもそも考えてみてください。

トレンド系のインジケーターである移動平均線はそもそもが遅行指標です。

インジケーターが反応するのに非常にゆっくりです。

単体でも遅行指標であるため、それがパーフェクトオーダーになった時にエントリーを始めてしまったならば、さらに遅れることになります。

これでは勝てるトレードも難しくなります。

なので、我々のパーフェクトオーダーの使い方としては、エントリーの根拠としてではなく、エントリーの確認のために使うようなイメージが適していると思います。

実際の活用法

では、ここからは移動平均線の実践的な活用方法について説明していきましょう。

まず、移動平均線を使った時に有益な方法の一つとして、現在の相場状況をパッと見で理解することができます。

移動平均線から見れる情報3つ

  1. 上昇トレンドか下降トレンドもしくはレンジであること。
  2. 価格の反発ポイントはどこであるかということ。
  3. トレンドの強弱。

移動平均線は1本でもある程度の相場状況のトレンドの強さやトレンド状況は確認することができます。

しかし、1本ではなく、短期、中期、長期に期間を分けた移動平均線3本を表示させることでさらに緻密に相場状況を確認することができます。

パーフェクトオーダーになっている頃には、そのトレンドは完全にトレンドを形成しており、全体的には上昇する傾向が強いということが分かります。

NaOH
NaOH

移動平均線の期間設定は「20,50,100,200」が多い印象があるね!

よくある質問として、「移動平均線の期間はいつにすべきでしょうか」という質問をよく聞かれます。私はそれらの細かい設定に対して考えるのはナンセンスだと思います。

なぜならば、相場によってどの期間の移動平均線が有効かどうかは全く異なるからです。相場の状況によって、MA 20 が有効な時もあれば、MA 100 が有効なこともあります。そして、これらは相場状況によって日々変化します。相場に対して特定の値の移動平均線の期間を設定することはナンセンスであり、見当違いな考えだと思います。

言ってみれば、世界中の人が履けるような靴を探すようなものです。

人の足というのは大きさ、形、厚さ、通気性など、いろいろな要素を考慮する必要がありますが、それらを全員が快適に感じる靴の条件を揃えることは不可能です。

そうではなくて、その人に合った靴を選ぶことが重要です。同様に、相場によって移動平均線の利き方を勉強するほうがはるかに生産的で重要だと思います。大事なのは、移動平均線の期間ではありません。どの期間の移動平均線が意識されているかをチャート上から読み取り、それを使用することのほうが重要です。

【実例①】

パーフェクトオーダーになっている時は、トレンドが一方向に強いです。

トレンド相場ならば、移動平均線がパーフェクトオーダーである限りは上昇トレンドが続いている可能性が高いです。

そのため、普通にトレンドに乗って取引すれば、爆益を稼ぐことができるかもしれません。主に、トレンド相場が移動平均線で最も活用できる相場です

一方、レンジ相場では、移動平均線はほとんど使うことができません。

移動平均線はトレンド相場では、価格が反発する抵抗帯になってくれます。

しかし、レンジ相場では、移動平均線が複雑に絡み合ってしまい、価格はほとんど移動平均線に反発することがなくなります。

そのため、今の相場がレンジ相場であるならば、何も取引せずに待機するか、移動平均線以外の方法でエントリーの根拠を探します。

レンジ相場での移動平均線の活用法は、その相場がレンジ相場であるということを認識することだけです。反発によるメリットを受けることはできません。

トレンド相場での移動平均線の使い方

移動平均線を使ってトレンドを狙う方法の手法についてお教えします。

移動平均線を用いて爆益を狙う方法は、「押し目買い」「戻り売り」です。移動平均線の近くに価格が近づいてきたら、その価格が移動平均線で反発するという根拠があった後にFXのエントリーを行います。

そしてまた移動平均線が近づいた時に決済をするかどうかを検討するというような感じです。

しかし、ここで間違えてはいけないのは、移動平均線に近づいたからエントリーするのではなく、移動平均線によって反発すると考えられる場合にのみエントリーするということです。

レジスタンスラインやサポートラインの話の時によく出てくるのですが、それらの抵抗帯に近づいたから反発するということではなく、それらの線がしっかりトレーダーに意識されているかどうかについて考えた後にエントリーしなければなりません

ただただ抵抗帯に近づいたからと言って、闇雲にエントリーしていては、その相場が市場に意識されていなかったならば、そのまま価格は突っ切ってしまい、損切りを食らうことになってしまうので、ここは注意をするべきでしょう。

移動平均線のさらなる効果的な使い方まとめ

移動平均線の反発からの戻り目のエントリーは、非常に理にかなったエントリー方法です。

しかし、残念ながら移動平均線1本の力だけでは、価格が下に抜けてしまうことがよくあります。エントリー根拠として非常に弱いと言わざるを得ません。

価格の反発が起こるというのは、市場でのトレーダーが全員ここで買いの行動に入ろうと思わないといけないためです。

そのため、移動平均線1本の状態では、トレーダーの総意が買いに反転することが少ないのです。

では、どのようにしてその戻り目を成功させればいいのかということですが、上昇の根拠を複数、または3つ以上持つことが重要です。

例えば、短期と中期の移動平均線が交差したところで、かつ価格がその交点に近づいた時などが良い例です。

この状態ならば、移動平均線の20期間と50期間が反発したことでの両方での買いの行動に走るトレーダーが多くいるため、さらなる勝率が期待できます。

ほかの移動平均線の活用方法

その他にも、移動平均線とブレイクアウトの両方が重なった場合や、移動平均線とトレンドラインがぶつかったところなど、根拠を複数持った上でのトレードをすればトレードの実力はさらに上がっていきます。

そんな根拠が2つも重なるところなんて待てないよと思う方もいるかもしれません。

しかし、FXというのは待つよりも損することの方が利益から遠ざかってしまいます

損をすれば損をするほど、自分のメンタルもやられ資金も大幅に減ってしまいます。

損をした状態でFXで稼ごうとするのは非常に難しいです。

また、移動平均線の1本の根拠というのはエントリー根拠として非常に薄いです。

そのため、FXでは待つこと、取引したい欲を耐え忍ぶことが何よりも重要とされています。

Fxにおける移動平均線の使い方まとめ

移動平均線は、トレンド相場でのみに使えるインジケーターである。

  1. 相場によって、移動平均線のどの期間が有効に働いているかを知ること。
  2. トレンド相場では、移動平均線の反発を確認してからエントリーをすること。
  3. パーフェクトオーダーはあくまで、トレンドの強弱を認識するものであって、トレンドのエントリーポイントを指し示しているわけではないということを。
  4. 移動平均線の交差と価格が交差したところでエントリーすると、勝てる確率が格段にアップすることが移動平均線における重要な点のまとめです。

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