レンジ相場における戦い方

FX初心者へ

こんばんは。NaOHです。

今回は、レンジ相場でお金を稼ぐ方法について考えてみましょう。トレーダーにとって、レンジ相場はつまらない時間かもしれません。値幅を取ろうとしても、値動きが小さくて利益が得られず、相場が動かないため、トレーダーはただ待機するしかありません。非常に気持ちはよくわかります。自分も昔はそう思うことが多かったです。そこで、今回は実際のチャート例を見ながら、レンジ相場における取引方法について考えていきましょう。

まず、重要なのはFXの相場の大部分がレンジ相場であることを認識することです。体感的には、トレンドが出現する時間よりも、レンジの時間の方が多いと感じます。そのため、レンジの時間には取引を控え、値動きが動き出すのを待つことが一つの方法です。ただし、これだとあまりにも面白みに欠けるかもしれませんので、別の考え方をしてみましょう。

①レンジの往復による取り方

まず一つに、レンジ相場において有効な取引戦略として、レンジの幅内で利益を狙うことが挙げられます。具体的には、レンジ相場内で20 pips程度の利益を目指すことです。ただし、ここで注意すべきなのは、あくまで相場がレンジ内にとどまっている限り、レンジ全体の上限まで利益を追求することは不可能であるということです。

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XAUUSD 5分足 例1
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XAUUSD 5分足 例2
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XAUUSD 5分足 例3

FXの本ではよく、レンジの幅に対して価格が綺麗に反発する状況が取り上げられていますが、実際にはなかなかそのような綺麗なレンジ幅になることはありません。この例として挙げているチャートでもわかりますが、あまりきれいなレンジにはなっていません。
半分ほど上昇してからすぐに下落したり、40%ほど上昇して小さいレンジを形成したりとその姿は千差万別です。

実際のレンジ相場では、20 pipsのレンジブレイクが起こった後にすぐにレンジ幅に戻ったり、50%程度まで上昇した後に別の方向に動いたり、80%程度上昇した後に急落したりすることがよくあります。このような状況はまさにジグザグの教科書そのものです。

このようなレンジを攻略する上で知っておくべきポイントがいくつかあります。

まず第一に、レンジの幅は線ではなく、帯であることを理解してください。
レンジ幅を表す際には線で示されることがありますが、実際にはその線に対して価格が綺麗に反発することは少ないです。これは世界中のトレーダーがそれぞれの思惑に基づいてエントリーや決済を行っており、その思惑やタイミングは多様であるためです。
FXにおいて大切なのは、必ずしも線に対して価格が反発すると考えるのではなく、ある程度のズレを許容し、ゆるやかな予測を立てることです。

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レンジを帯で考える🤔

更にレンジブレイクによって大きく動く理由を考えてみましょう。レンジブレイクによって価格が大きく動く理由は、ロンガーやショーターによる損切り注文を大きく巻き込むからです。大抵のFXトレーダーは、損切り注文をレンジの外に置いてしまうので、レンジを実態が大きく超えてしまうと大量の損切り注文が受注されてしまい、一気に売買の傾きが大きくなります。そのため、実体を超えると大きく超えることが多いです。

ポイントは、必ず実体を超えてからエントリーするということです。なぜならその瞬間が最もローソク足が動く時間帯だからです。

それは時間足が大きくなればなるほど、その傾向が強いです。4時間足になると個人投資家から米国の大口トレーダーまで全員が見ているローソク足になるので、その影響が強いです。
人によっては、4時間足が更新される時間になるとチャートを見るという人も多いです。確かにローソク足が確定してからエントリーする前に早めにエントリーしなくなる気持ちもわかるのですが、確定してからエントリーすることによってより確実性を持ったトレードをすることができます。」


そして、その実体を超えてエントリーするのも一つの手なんですが、もう一つのおすすめの方法としては、レンジを超えた後の戻しを狙うのがさらにおすすめです。

そこで狙うことによって本当にそのラインがレジスタンスラインとして機能しているかどうかがよく分かり、その反発を確かめることによってレジスタンスラインの強度を確かめることができるので、非常におすすめの方法です。また、戻しの部分を狙うことによって、リワードを1対1.5以上を狙うことができるので、はるかに有利な手法となります。

具体的には、ブレイクアウト後の利確位置としては20 pipsから40 pipsほどを利確位置にする方法が良いと思います。それ以上狙ってしまうと、もちろん伸びる可能性もあるのですが、大きな戻しが入ってしまう可能性も大きくなるため、少しリスクがあります。なので、先に利確注文を入れることによって確実に利益を分度っていきましょう。

いかがでしたでしょうか。

今回のレンジについての考え方について最後にまとめておきます。
レンジ中のエントリーの主な方法としては、
⓵レンジの中を取る方法
→レンジの反発は線ではなく帯を意識すること
②レンジブレイク後の戻しを狙ってダマシを避けながら確実にブレイクアウトを狙う方法
→ローソク足の実体抜けを確認してからエントリーすること

などを解説させていただきました。この記事が参考になり、さらに他の記事も読みたいと思ってくださる方がいれば、是非ともこの記事にいいねと私をフォローしていただけると幸いです。それが何よりの創作の励みとなりますので、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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